일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あざみ

薊

山本 周五郎

山本 周五郎의 薊(あざみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,800자 · 32화면

아오조라 문고

「もうらくになりました」とゆきをはもの憂げに答えた、「わたくしの胃は長い持病で、急に痛みだすと薬では効きません、押えてもらうよりしようがございませんの」

「初めて聞くようだが、これまでにもたびたび痛んだのか」

「いいえ、そうたびたびはございません」ゆきをはつるを見て云った、「有難う、もういいからいって寝ておくれ」

つるはそっと会釈をして去った。銕太郎がはいって来てから、いちども顔をあげず、口もきかなかった。

「医者には診せたのか」

「ええ」とゆきをは脱力したような声で答えた、「わたくしのは病気ではなく、躰質だということです」

「それは治らないということか」

「そんなに大袈裟なことはございませんの、ときたまおこるだけですから」とゆきをは云った、「どうぞおやすみになって下さい、御迷惑をかけて済みませんでした」

銕太郎は立ったまま見おろしていた。妻の顔は蒼白く、灯のかげんか、眼のまわりに黒くしみができているように感じられた。

結婚してから四年めの秋、参覲のため出府する藩主の供で江戸へ向う途中、銕太郎は初めて悪酔いをし、思いがけない女に触れた。舞坂で暴風雨にあい、浜松までゆくと、天竜川が出水のため川止めだということで、浜松に五日滞在しなければならなかった。