후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あしかり
蘆刈
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 蘆刈(あしかり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,413자 · 78화면
だれうごかし秋のかぜ吹くという、ああいう古歌のほんとうの味がわかってくるのはわれわれのとしになってからです、さればといってかなしいから秋はいやかというのにあながちそうでもありませぬ、若い時分には一年じゅうで春がいちばん好きでしたけれどもいまのわたしには春よりも秋のくるのが待たれます、人間はとしをとるにつれて、一種のあきらめ、自然の理法にしたがって滅んでゆくのをたのしむといった風な心境がひらけてきて、しずかな、平均のとれた生活を欲するようになるのですね、ですから花やかなけしきを眺めるよりも淋しい風物に接する方が慰められ現実の逸楽をむさぼるかわりに過去の逸楽の思い出にふけるのがちょうど相応するようになるのではありますまいか、つまり、往時をしたう心持は若い人には現在と何のかんけいもない空想にすぎませんけれども老人にとってはそれ以外に現在を生きてゆくみちがないわけです。いかにも、いかにも、仰っしゃるとおりでござりますとそのおとこはしきりにうなずいて、普通のお方でもお年をめすとそうなるのがあたりまえでござりましょうがわけてわたくしはまだおさない時分十五夜の晩に毎年父につれられて月下の路を二里も三里もあるかせられたおぼえがある