일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

夏目 漱石의 虞美人草(ぐびじんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,559자 · 401화면

아오조라 문고

嘘を吐くまいとすると、小夜子の事は名前さえも打ち明けたくない。――小野さんはしきりに藤尾の様子を眺めている。

「昨夕博覧会へ御出に……」とまで思い切った小野さんは、御出になりましたかにしようか、御出になったそうですねにしようかのところでちょっとごとついた。

「ええ、行きました」

迷っている男の鼻面を掠めて、黒い影が颯と横切って過ぎた。男はあっと思う間に先を越されてしまう。仕方がないから、

「奇麗でしたろう」とつける。奇麗でしたろうは詩人として余り平凡である。口に出した当人も、これはひどいと自覚した。

「奇麗でした」と女は明確受け留める。後から

「人間もだいぶ奇麗でした」と浴びせるように付け加えた。小野さんは思わず藤尾の顔を見る。少し見当がつき兼ねるので

「そうでしたか」と云った。当り障りのない答は大抵の場合において愚な答である。弱身のある時は、いかなる詩人も愚をもって自ら甘んずる。

「奇麗な人間もだいぶ見ましたよ」と藤尾は鋭どく繰り返した。何となく物騒な句である。なんだか無事に通り抜けられそうにない。男は仕方なしに口を緘んだ。女も留ったまま動かない。まだ白状しない気かと云う眼つきをして小野さんを見ている。