후리가나로 읽는 일본 고전
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じゃせいのいん
蛇性の婬
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 蛇性の婬(じゃせいのいん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,880자 · 54화면
「さあ、妖道士、どこに怪しい証拠がある、どこが私が怪しいのだ」
道人は眼をって呆れていた。
「つまらんことを云って、夫婦の間をさこうとするのは、怪しからんじゃありませんか、私がこれから懲らしてあげる」
白娘子はそう云って口の裏で何か云って唱えた。と、彼の道人は者があって彼を縄で縛るように見えたが、やがて足が地を離れて空にあがった。
「これで宜い、これで宜い」
そう云って白娘子が口から気を吐くと道人の体は地の上に落ちた。道人は起きあがるなりいずこともなく逃げて往った。
四月八日の仏生日が来た。許宣は興が湧いたので承天寺へ往って仏生会を見ようと白娘子に話した。白娘子は新らしい上衣と下衣を出してそれを着せ、金扇を持って来た。その金扇には珊瑚の墜児が付いていた。
「早く往って、早く帰っていらっしゃい」
そこで許宣は承天寺へ往った。寺の境内には演劇などもかかって賑わっていた。許宣は参詣人の人波の中にもまれてあちらこちらしていたが、そのうちに周将仕家の典庫の中へ賊が入って、金銀珠玉衣服の類が盗まれたと云う噂がきれぎれに聞えて来たが、己に関係のないことであるからべつに気にも止めなかった。