일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みかん

蜜柑

佐左木 俊郎

佐左木 俊郎의 蜜柑(みかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,618자 · 14화면

아오조라 문고

丈夫で何よりだ。」

お婆さんは、また眼を開けて弥平爺の顔を見た。

「さっきの話であ、おめえ、頭の髪も、髪さ結び付けた赤い布片も皆鼠に喰われでしまって、ほんで駄目なったのだ――って話だっけ……」

お美代は、囲炉裏端で弥平が、人を笑わせ自分も笑おうという意識で話したこの話を思い出して、手で口を掩うて笑った。

「そう言うごとにでもしねえげ……」と弥平は、淋しい笑いを笑おうとした。併しそれは、笑いにはならずに、僅かに口辺の線が歪められたきりであった。

三人とも口を緘じられた。どしんと大きな沈黙を横たえられた感じだった。お婆さんは眼を開いて弥平の老い窶れた淋しい顔に視線を据えていたが、それも長くは続かなかった。すぐまた眼を閉じてしまった。

「さあ、俺もそろそろ帰るとするがな。」

弥平爺は、しばらくの沈黙の後、腹掛けの丼を探りながら言った。そして、鞣革の大きな財布を取り出した。

「婆様、さあ、これで何が味っぽいものでも――爺の病気見舞だ。」

弥平爺は、五銭白銅貨を二三枚お婆さんの枕元へ撰り出した。

「あ、爺様や、こんなごどしねえだって。」

「ほんとに少しばりだげっとも。