후리가나로 읽는 일본 고전
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こうもり
蝙蝠
岡本 かの子
岡本 かの子의 蝙蝠(こうもり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,107자 · 23화면
顎から頬へかけて剃りあとの青い男らしい風貌を持っていた。
おふみからお涌の仲人口を聞いたとき島谷は
「だが、皆三君の方は」
と聞き返すと、おふみは
「なに、あれとは、ただ御近所のお友達というだけで、それに皆三は、当分結婚の方は気が無いというから」
「では、僕の方、お願いしてみましょうか」
島谷はあっさり頼んだ。
おふみがお涌の家へ来ての口上はこうであった。
「こちらのお嬢さんは、人出入りの多いお医者さまの奥さんには、うってつけでいらっしゃると思いますので――」
そういい乍らもおふみは、何かしらお涌が惜しまれた。おふみに取ってお涌は決して嫌いな娘ではなかった。ただ皆三とお涌が結び付くときに、あまりに夫婦一体になり過ぎて母親の自分が除外されそうな危惧のため、二人を一緒にしないさしあたりの回避工作に、島谷との媒酌を思い立ったのであるけれど、おふみの心の一隅には、さすがに切ないものが残っていた。
お涌の方では、あの大人であって捌けて男らしい医師を夫と呼ぶようになるとは、あまり唐突の感じがしないでもなかった。しかし、これまた当然のように思えた。世間常識から云って、お涌の家のような娘が、ああした身分人柄に嫁入りするのは順当に思えた。