일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

有馬では、警察からまだ何の手配も出ていなかった。手配の電話が懸って来たのは、帆村が大阪への電話を申込んだその後からだった。手配の紙片が、それでも誰かに拾われたことか判った。しかしこうなってはすべてあとの祭りだった。なにしろ手配の自動車は山峡に落ちているのだから。

リンリンリンと電話が懸ってきた。駐在所の警官が出た。

「ああ村松検事どのでございますか。はア帆村さんはいらっしゃいます」

帆村は疲れを忘れて、電話口へ飛びついた。彼は村松検事に、今日の顛末を手短かにのべて、盗まれた三輪車と蠅男の手配をよく頼んだ。そして電話が切れるとグッタリとして、駐在所の奥の間に匍いこむなり、疲れのあまり死んだようになって睡った。樽の上で踊った長吉もお招伴をして、帆村の側らにグウグウ鼾をかいた。それから何時間経ったか分らないが、帆村は突然揺り起された。

「また村松検事どのから、お電話だっせ」

帆村は痛む手足のふしぶしを抑えながら、電話口に出た。そのとき彼は、愕きのあまり目の覚めるような知らせを、村松検事から受けとった。

「ええッ、本当ですか。今日の夕刻、鴨下ドクトルが奇人館にひょっくり帰ってきたんですって? ほほう、貴方はもうドクトルが永久に帰ってこないと仰有っていましたのにねエ。