일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

「いいえイナ。こないな妙な臭は、今朝が初めてだす」

「そうかい。――で、この辺から一番近い火葬場は何処で、何町ぐらいあるネ」

「さあ、焼場で一番ちかいところ云うたら――天草だすな。ここから西南に当ってまっしゃろな、道のりは小一里ありますな」

「ウム小一里、あまくさですか」

「これ、天草の焼場の臭いでっしゃろか」

「さあ、そいつはどうも何ともいえないネ」

帆村は「行っておいでやす」の声に送られて、ブラリと外に出た。別に彼は、この朝の臭気を嗅いで、それを事件と直覚したわけでもなく、またこんな旅先で彼の仕事とも関係のないことを細かくほじくる気もなかった。けれど、彼の全身にみなぎっている真実を求める心は、主人公の気づかぬ間に、いつしか彼を散歩と称して、臭気漂う真只中に押しやっていたのだった。

それは一種香ばしいような、そして官能的なところもある悪臭だった。彼は歩いているうちに、臭気がたいへん濃く沈澱している地区と、そうでなく臭気の淡い地区とがあるのを発見した。

(これは案外、近いところから臭気が出ているに違いない!)

臭気の源は案外近いところにある。もしそれが遠いところにあるものなれば、臭気は十分ひろがっていて、どこで嗅いでも同じ程度の臭気しかしない筈だった。