일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はえおとこ

蠅男

海野 十三

海野 十三의 蠅男(はえおとこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,129자 · 237화면

아오조라 문고

女だから蠅男でないとは云い切らぬ方がよくはありませんか。それよりも、早くそのフランス製の白粉の女を探しだして、それが蠅男ではないという証明をする方が近道ですよ」

「ウム、なるほど、なるほど」

検事は、孫の話を聴く祖父のように、無邪気に首を大きく振って肯いた。

そのとき、奥の方から一人の警官が、急ぎ足で入ってきた。

「検事どのに申上げます。只今、正木署長からお電話でございます。玉屋邸から懸けて参っとります」

検事は、その声に席を立っていった。帆村は、引返そうとする警官をつかまえて、莨を一本所望した。警官はバットの箱ごと帆村の手に渡して、アタフタと検事の後を追っていった。

帆村は、バットを一本ぬきだして口に咥えた。そして燐寸を求めてあたりを見まわしたが、このとき室の隅に、立たせられている鴨下カオルと上原山治の姿に気がついた。

「おお上原さん、燐寸をお持ちじゃありませんか」

と、帆村はその方へ近づいていった。

張り番の警官の方が愕いて、ポケットから燐寸を押しだして、帆村の方へさしだしたけれど、帆村はそれに気がつかないらしく、

「いや、どうもすみません」

と、上原青年の貸して呉れた燐寸を手にとった。