일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちまんだらしちょうぶし

血曼陀羅紙帳武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 血曼陀羅紙帳武士(ちまんだらしちょうぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,970자 · 176화면

아오조라 문고

(早くこの天国様をお目にかけて、その代りに……)と、濃情のこの女は、刀箱を抱えていた。

やがて、離座敷の縁側まで来た。お浦は、年にも、茶屋女という身分にも似ず、闇の中で顔を赧らめながら、部屋の襖をあけ、人に見られまいと、いそいで閉め、

「もし。……参りましたよ」

と虚のような声で云い、燈火のない部屋を見廻した。と、闇の中に、仄白く、方形の物が懸かっていた。

(おや?)とお浦は近寄って行った。紙帳であった。(ま、どうしよう、部屋を間違えたんだよ)

と、あわてて出ようとした時、紙帳の裾から、白い、細い手が出て……、

「あれ!」

しかし、お浦は、紙帳の中へ引き込まれた。

附近の農家で飼っていると見え、家鶏の啼き声が聞こえて来た。

部屋の中も、紙帳の中も静かであった。

紙帳は、闇の中に、経帷子のように、気味悪く、薄白く、じっと垂れている。

家鶏の啼いた方角から、今度は、犬の吠え声が聞こえて来た。祭礼の夜である、夜盗などの彷徨う筈はない、参詣帰りの人が、遅く、その辺を通るからであろう。

やがて、燧石を切る音が、紙帳の中から聞こえて来、すぐにボッと薄黄いろい燈火が、紙帳の内側から射して来た。