후리가나로 읽는 일본 고전
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けつえきがたさつじんじけん
血液型殺人事件
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 血液型殺人事件(けつえきがたさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,256자 · 71화면
敬愛している笠神博士の秘密を探るなぞという事は、考えて見ただけで不愉快な事であったが、私はそれをせずにはいられなかった。私は博士に気づかれるのを極力恐れながら、何気ない風で博士に問いかけたり、夫人にいろいろ話かけたりした。又、博士の過去の事を知っていそうな人に、それとなく探りを入れたりした。然し、私は殆ど得る所はなかった。
私は又、毛沼博士の変死の起った当夜の秘密をどうかして解こうと努力した。何といっても、根本的な不可解は、寝室の扉が内側から鍵がかかっていたという点にあるのだ。私は無論新聞記事だけで満足している訳には行かぬ。私は度々毛沼博士邸にいた婆やに会って、その真実性を確かめた。婆やが確く証言する所によると、扉は間違いなく内側から鍵がかかっていたのだった。窓も勿論みんな内側から締りがしてあった。鍵は錠にちゃんと差し込んだままだったという。私は探偵小説に出て来るトリックを思い出した。外側から内側の鍵をかけるという事については、外国の探偵作家が、一生懸命に脳漿を絞って、二三の考案をしている。然し、それは可成実際に遠いもので、私が覚えている毛沼博士の扉について、更に委しく婆やの説明を聞くと、それらの作家の考案は決して当嵌らないのだった。