후리가나로 읽는 일본 고전
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けつえきがたさつじんじけん
血液型殺人事件
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 血液型殺人事件(けつえきがたさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,256자 · 71화면
毛沼博士が閉された密室で斃れていた事は、蔽うべからざる事実だった。警察当局が、ガス漏出による過失死と断じたのは、当然すぎる事だった。
だが、ガス管はいかにして外れたか。又、毛沼博士はどうしてそれに気づかなかったか。それから、ああ、あの忌わしい写真版はどうして笠神博士の手にあったか。
もし、このままの状態で進めば、私は全く気違いになるか、自殺するより他はなかったかも知れぬ。だが、私は幸運にもふとした発見によって、そうなることを免かれたのだった。
それは写真版を発見してから五日ばかり、つまり事件が起ってから二十日ばかり経った時だった。私は下宿に帰って、足がひどく汚れていたので、いつもと違って、台所の方から上った。その時に眼にふれたのは、普通にメートルと称しているガス計量器だった。赤く塗った箱形の乾式計量器であるが、之には大きなコックがついている。このコックを締めればどの部屋のガスも止って終うのだ。ガスストーブなんか使用していないこの下宿では、おかみさんが女中に喧しくいって、毎夜寝る時に必ずこのコックを締めさせている。そうして置けば、過失によるガス漏洩なんかない訳で、安心していられるのだ。