후리가나로 읽는 일본 고전
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こうじん
行人
夏目 漱石의 行人(こうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,801자 · 452화면
自分の胸は今までさほど責任を感じていなかったところへ急に重苦しい束縛ができた。
四人は膳に向いながら話をした。お兼さんは佐野とはだいぶ心やすい間柄と見えて、時々向側から調戯ったりした。
「佐野さん、あなたの写真の評判が東京で大変なんですって」
「どう大変なんです。――おおかた好い方へ大変なんでしょうね」
「そりゃもちろんよ。嘘だと覚し召すならお隣りにいらっしゃる方に伺って御覧になれば解るわ」
佐野は笑いながらすぐ自分の方を見た。自分はちょっと何とか云わなければ跋が悪かった。それで真面目な顔をして、「どうも写真は大阪の方が東京より発達しているようですね」と云った。すると岡田が「浄瑠璃じゃあるまいし」と交返した。
岡田は自分の母の遠縁に当る男だけれども、長く自分の宅の食客をしていたせいか、昔から自分や自分の兄に対しては一段低い物の云い方をする習慣をもっていた。久しぶりに会った昨日一昨日などはことにそうであった。ところがこうして佐野が一人新しく席に加わって見ると、友達の手前体裁が悪いという訳だか何だか、自分に対する口の利き方が急に対等になった。ある時は対等以上に横風になった。