후리가나로 읽는 일본 고전
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こうじん
行人
夏目 漱石의 行人(こうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,801자 · 452화면
四人のいる座敷の向には、同じ家のだけれども棟の違う高い二階が見えた。障子を取り払ったその広間の中を見上げると、角帯を締めた若い人達が大勢いて、そのうちの一人が手拭を肩へかけて踊かなにか躍っていた。「御店ものの懇親会というところだろう」と評し合っているうちに、十六七の小僧が手摺の所へ出て来て、汚ないものを容赦なく廂の上へ吐いた。すると同じくらいな年輩の小僧がまた一人煙草を吹かしながら出て来て、こらしっかりしろ、おれがついているから、何にも怖がるには及ばない、という意味を純粋の大阪弁でやり出した。今まで苦々しい顔をして手摺の方を見ていた四人はとうとう吹き出してしまった。
「どっちも酔ってるんだよ。小僧の癖に」と岡田が云った。
「あなたみたいね」とお兼さんが評した。
「どっちがです」と佐野が聞いた。
「両方ともよ。吐いたり管を捲いたり」とお兼さんが答えた。
岡田はむしろ愉快な顔をしていた。自分は黙っていた。佐野は独り高笑をした。
四人はまだ日の高い四時頃にそこを出て帰路についた。途中で分れるとき佐野は「いずれそのうちまた」と帽を取って挨拶した。三人はプラットフォームから外へ出た。