후리가나로 읽는 일본 고전
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まちはふるさと
街はふるさと
坂口 安吾의 街はふるさと(まちはふるさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,435자 · 389화면
それでいて兄さんの乏しいサラリーからお小遣いたかるのよ。兄さんのドタ靴とボロボロの靴下見たでしょう。姐御にたかられてしまうから、靴下一足買うことができないのよ。あんたも、似てるわよ。どうも、ミナリのパリッとしたのは、変な世渡りしてるらしいわね」
こう言ったが、咎める表情が浮かんだ様子も見えない。のんびり、チビチビとタバコをふかしている。
「君たちにとって、兄さんはなんに当る人なんだい」
「私たちは人間の屑というのかも知れないな。でも、あんたたちほど変な世渡りしていないよ。兄さんにタカルような根性だけはないわね。すがっているのよ。屑だもの。すがらずに生きられないわ。兄さんは私たちの大きな大きなママ。心のふるさとよ」
なんの変った様子もなく、静かに立ち上って、二千円をぶら下げて、
「ひとりで、おやすみ。泊めてあげるから。兄さんのお金じゃ、私たちのからだは買えなくッてよ」
立ち去ろうとするのを、青木はよびかけて、
「許してくれ。兄さんにも、あやまってくれよ。一晩ほッといてもらうと、ぼくも助かるよ。泣いて、泣きあかしたいのだ」
「例外中の例外」
ルミ子は軽くギョという顔をして、扉の外へ消えた。