후리가나로 읽는 일본 고전
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まちはふるさと
街はふるさと
坂口 安吾의 街はふるさと(まちはふるさと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,435자 · 389화면
そして名刺をしまいこむと、いつからか、あるいは、たぶん昨日からかも知れないが、雄大な新たな自己が生れつゝあることを知って、満足した。
「山手を走って。議事堂へんね」
そして放二の社へ辿りついたときには、晴れ晴れとした自分を見出すことができた。
「御招待の席を変えたのよ」
せつ子は放二にささやいた。
「築地の疑雨亭という料亭。待合かしら。古風で、渋くッて、それで堂々としていてね。大庭先生がお好きになりそうなウチなのよ。そこへお連れしてちょうだいな。ここに地図があります」
「ハア」
「大庭先生は、どんな芸者が、お好き」
「わかりません」
「美人で、娼婦型で、虫も殺さぬ顔で悪いことをしているような人?」
「どうでしょうか」
「案外、あたりまえの、つまらない美人がお好きなのね」
「さア。見当がつかないのです」
「芸者遊びはなさらないの」
「なさるでしょうが、ぼくはその方面の先生の生活にタッチしたことはありません」
「放二さんはオバカサンね。先輩に接触したら、裏面の生活を見る方が勉強になるわ」
「ぼくは反対だと思うのです」
「どうして?」
「遊ぶときは、誰でも、同じぐらい利巧で、同じぐらいバカだと思うのです」