일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まち

街

宮本 百合子

宮本 百合子의 街(まち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,689자 · 37화면

아오조라 문고

ダーリヤは、ゆるやかな紅がちな縞の部屋着姿で、卓子にゆったり両肱をのせ二杯目の茶を啜っている。コップを持ち上げる毎に、寛い紅い袖がずって深く白い腕が見えた。彼女の部屋着はもう着くずされている。それが却って可愛ゆく、覆われている肉体の若々しい艶を引きたてるようであった。――レオニード・グレゴリウィッチは、愛情をこめ、素早く妻を目がけ接吻を送った。ダーリヤは、さっと肌理のこまかい頸筋を赧らめた。夫を睨んだ。が、娘っぽい、悪戯らしい頬笑みが、細い、生真面目な唇にひろがった。――マリーナは、彼女の顔の前にまだ新聞をひろげている。

皆が飲み終る頃、二階じゅうを揺り動かして、羅紗売りのステパン・ステパノヴィッチが、巨大な、髭むしゃ顔を現わした。

それを見るといきなり、マリーナ・イワーノヴナが飛びかかるように、

「いかがです、貴下の五十三人目の恋人の御機嫌は」

と云って笑い出した。

「いや、どうも――マダム。――いつも貴女のお口は鋭い」

ステパン・ステパノヴィッチは、先ずダーリヤの手を執ってその甲に恭々しく接吻し、次いでマリーナにも同じ挨拶をした。

彼は絶えずけちな情事ばかり追い廻していると云うので、皆の物笑いになっている独り者の男であった。