일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みえざるてき

見えざる敵

海野 十三

海野 十三의 見えざる敵(みえざるてき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,777자 · 16화면

아오조라 문고

その壜は横に大きな口がついて、扁平な摺り合わせの蓋がついていた。

「さあ、こっちへよって、よく見るがいい」

博士は手招きした。

首領ウルスキーは、それッとワーニャに目くばせをして、今のうちに、奥まった隅にある衝立の蔭を見ておけと合図をした。

ワーニャは楊博士が卓子の上の硝子壜に気をとられている間に、衝立のうしろを素早く覗いてみたが、そこには仕切られた土間と壁があるばかりで、外に何物も見えなかった。

ウルスキーはワーニャの答に、安心の色を見せた。怪博士楊羽の魔術?には、これまでに幾度も苦い目にあっていたから。

「さあ、この中を見るがいい。お前たちには何が見えるかナ」

二人の訪問客は、博士の指す硝子壜のなかを覗きこんだが、中は正しく空っぽで、なにも見えなかった。

「なにもないじゃないか」

「そうだ。それでいい」と博士は髭に蔽われた大きな口をひんまげて薄笑いをし「では待って居れ。こうすると何か見えるかナ」

と、博士は壜の胴中についている蓋をひらいて、懐から出した小さな紙袋から二匹の蠅をポンポンと壜の中に追いやり、そして蓋を締めた。

二匹の蠅はブンブン唸りながら、壜のなかを勢よく飛びまわっていた。