일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょっかくのせかい

触覚の世界

高村 光太郎

高村 光太郎의 触覚の世界(しょっかくのせかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,161자 · 9화면

아오조라 문고

キントンの甘いのはキントンだけの持つ一種の味的触覚に過ぎない。入れた砂糖の延長ではない。

乾いた砂糖は湿った砂糖ではない。印度人がカレイドライスを指で味わい、そば好きがそばを咽喉で味わい、鮨を箸で喰べない人のあるのは常識である。調理の妙とはトオンである。色彩に於けるトオンと別種のものではない。

五官は互に共通しているというよりも、殆ど全く触覚に統一せられている。所謂第六官といわれる位置の感覚も、素より同根である。水平、垂直の感覚を、彫刻家はねそべっていても知る。大工はさげふりと差金で柱や桁を測る。彫刻家は眼の触覚が掴む。所謂太刀風を知らなければ彫刻は形を成さない。

彫刻家は物を掴みたがる。つかんだ感じで万象を見たがる。彼の眼には万象が所謂「絵のよう」には映って来ない。彼は月を撫でてみる。焚火にあたるように太陽にあたる。樹木は確かに一本ずつ立っている。地面は確かにがっしり其処にある。風景は何処をみても微妙に組み立てられている。人体のように骨組がある。筋肉がある。肌がある。そうして、均衡があり、機構がある。重さがあり、軽さがある。突きとめたものがある。