후리가나로 읽는 일본 고전
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うたせてやらぬかたきうち
討たせてやらぬ敵討
長谷川 伸
長谷川 伸의 討たせてやらぬ敵討(うたせてやらぬかたきうち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,752자 · 22화면
堀主水が鎌倉に蟄居していると、江戸から早馬で注進があった日に、宮内と慎九郎とは、支配頭に呼び出されて、頭ごなしに叱りつけられた。
「両人は私怨を挟み、果合いを約したという風聞だ、その虚実は今は問わぬが、只今の御家の体を拝したら、それどころではあるまい、くだらぬ騒ぎをして不忠を働くな、それよりは主君の御憤りを、一日も早くやすめ奉る心になれ、白癡めがッ」
平身低頭して叱言を聞いていた二人のうちで宮内の方は素早く、その機会を捉えた。
「段々との御教誨有難く存じます、就きまして私、この度の逆臣退治につき、命投げ出し御奉公仕りたく、何分大役仰せつけ下されまするよう、願いあげまする」
「それでこそじゃ、追って申しあげる」
「私、お願い申しあげまする」
慎九郎は赧くなって、いい出したが、軽く出端を押えつけられた。
「わかったわかった、それでこそ汝も当家の士じゃ」
宮内は高野山へ、探偵として入り込む内命をうけて喜んで出立した。紀州の霊場には、鎌倉を去った堀主水が、身の危険を感じて登山しているのであった。
主水は高野を下山して、紀州家をたよって身を寄せた、加藤家と高野山の争いもそうであったが、紀州家を対手として、争いを起そうと決心した加藤家は、凄惨な覚悟を据えた。