일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちゅうもんちょう

註文帳

泉 鏡花

泉 鏡花의 註文帳(ちゅうもんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,770자 · 67화면

아오조라 문고

遊女は、胸にものがあってしたことか。わざと八寸の延鏡が鏡立に据えてあったが、男は映る顔に目も放さず。

うしろから肩越に気高い顔を一所にうつして、遊女が死のうという気じゃ。

あなた、私の心が見えましょう、と覗込んだ時に、ああ、堪忍しておくんなさい、とその鏡を取って俯向けにして、男がぴったりと自分の胸へ押着けたと。

何を他人がましい、あなた、と肩につかまった女の手を、背後ざまに弾ねたので、うんにゃ、愚痴なようだがお前には怨がある。母様によく肖た顔を、ここで見るのは申訳がないといって、がっくり俯向いて男泣。

遊女はこれを聞くと、何と思ったか、それだけのものさえ持てようかという痩せた指で、剃刀を握ったまま、顔の色をかえて、ぶるぶると震えたそうじゃが、突然逆手に持直して、何と、背後からものもいわずに、男の咽喉へ突込んだ。」

五助は剃刀の平を指で圧えたまま、ひょいと手を留めた。

「おお、危え。」

「それにの、刃物を刺すといや、針さしへ針をさすことより心得ておらぬような婦人じゃあなかった。俺あ遊女の名と坂の名はついぞ覚えたことは無えッて、差配さんは忘れたと謂わッしたっけ。