일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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へんさいじょき

貢太郎見聞録

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 貢太郎見聞録(へんさいじょき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,162자 · 59화면

아오조라 문고

魯文は汚れ蒲団にくるまって本を読んでいたが、突然大地震が起って、彼の家不相応な大階子が壁土と共にその上に落ちて来た。妻はよたよたと走って来て階子を取り除けたが、蒲団と壁土のために体にすこしも怪我をしていなかった。ここで夫婦は戸外へ出て一夜を明かしたところで、際物師の書肆が来て、地震の趣向で何か一枚摺をこしらえてくれと言った。魯文は露店へ立ったままで筆を執って「鯰の老松」という戯文と下画を書き、ちょうど来合わした狂斎という画工に下画のままの画を描かして渡したところが、これが非常に売れて、他の書肆からも続続注文が来たので、五六日の間に四五十枚の草稿を書いたのであった。

私はその日から街路の警備に立たされた。地震に乗じて朝鮮人が陰謀を企て、今晩は竹早町の小学校を中心にして放火を企てているから警戒せよというような貼紙をする者があったので、各戸から一人ずつ、小銃、刀、手鎗など思い思いの得物を持ちだして付近を警戒することになった。三日には戒厳令。

私は手鎗の柄を切って短くしたのを持っていた。それは鞘のところへ新聞を巻いてあった。私はその手鎗を持って藤坂の口に立ったり、切支丹坂の下に立ったりした。