후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まずしきひとびとのむれ
貧しき人々の群
宮本 百合子
宮本 百合子의 貧しき人々の群(まずしきひとびとのむれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,959자 · 118화면
私は来る者毎に今度いくらでも貰って少しは楽だろうと聞いてみると、うんと云う者は一人もいない。
「俺ら見てえな貧乏のどん底さあいるもんが、おめえ様、三両や五両の銭い貰ったって、どうなりやしょう。嚊(かかあ)は何が買えてえ、御亭(ごてい)はこんが買えてえ。そんですぐはあ夫婦喧嘩で、殴り合ってるうちにはあそのくれえの金あ、皆どうにかなってしまいやす。三日経てば、元の木阿彌で相も変らず泥まびれでやすよ」
それは、ほんとのことであった。一週間も経たないうちに、町から入った金は、また町へ吸いとられてしまって、彼等はまた元のように三円とまとまった金は持たないようになる。
ちょっとでも余分なものが入れば彼等はせっせと何か買ってしまう。訳も分らずただドンドンと買ったあげくは、元に幾らかの利子までつけて、町へ返済してしまうのである。
貯蓄の癖が付いていないので、どうしても蓄(た)める気になれない。まして、銀行とか郵便局とかいう所は、金は取りあげてしまってただ一冊帳面をあてがう所のようにほか思われていないので、あずける者などは殆どない。
だから、私共が溜めろと云ったところで、聞かれることではないのである。