후리가나로 읽는 일본 고전
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あかいろうそくとにんぎょ
赤い蝋燭と人魚
小川 未明
小川 未明의 赤い蝋燭と人魚(あかいろうそくとにんぎょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,570자 · 14화면
二
一度、人間が手に取り上げて育ててくれたら、決して無慈悲に捨てることもあるまいと思われる。
人魚は、そう思ったのでありました。
せめて、自分の子供だけは、賑やかな、明るい、美しい町で育てて大きくしたいという情から、女の人魚は、子供を陸の上に産み落そうとしたのであります。そうすれば、自分は、もう二たび我子の顔を見ることは出来ないが、子供は人間の仲間入りをして、幸福に生活をするであろうと思ったからであります。
遥か、彼方には、海岸の小高い山にある神社の燈火がちらちらと波間に見えていました。ある夜、女の人魚は、子供を産み落すために冷たい暗い波の間を泳いで、陸の方に向って近づいて来ました。
二
海岸に小さな町がありました。町にはいろいろな店がありましたが、お宮のある山の下に小さな蝋燭を商っている店がありました。
その家には年よりの夫婦が住んでいました。お爺さんが蝋燭を造って、お婆さんが店で売っていたのであります。この町の人や、また附近の漁師がお宮へお詣りをする時に、この店に立寄って蝋燭を買って山へ上りました。
山の上には、松の木が生えていました。その中にお宮がありました。