일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あかひげしんりょうたん

赤ひげ診療譚

山本 周五郎

山本 周五郎의 赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,146자 · 40화면

아오조라 문고

まさをは微笑しながら、感謝のおもいをこめたまなざしで彼をみつめた。

――ありがとうございました。

まさをの眼はそう云っていた。こまかな感情をよくあらわす、賢そうな眼だな、と登は思った、おれは幸運だった、まさをは決して眼に立つ美貌ではない、だが時の経つにしたがって、しだいにその美しさがあらわれるようだ。ちぐさの美貌は咲き誇る花の美しさであり、幹や枝は花を咲かせる役でしかなく、花が盛りを過ぎ、散ってしまうと、幹や枝のなりはひと際すがれてみえる。まさをは花こそつつましいが、幹も枝もすくすくと伸び、成長するにしたがって本当の美しさが磨きだされる。片方を花の木とすれば、片方は松柏の色を変えぬ姿に比べられるだろう。これこそ一生の妻にふさわしい女だ、と登は思った。

保本、天野の両夫妻に盃がまわり、それが終ると、源伯が坐り直って登を見た。

「さて、登どの」と源伯は云った、「こなたの養生所勤めも一年になるが、新出先生と話しあった結果、来年三月の期変りから、こなたは目見医にあがることになった」

登は訝しげな眼をした。

「長崎遊学から帰ったとき、すぐその手配をする約束であったが」