후리가나로 읽는 일본 고전
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あかひげしんりょうたん
赤ひげ診療譚
山本 周五郎
山本 周五郎의 赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,384자 · 41화면
――津川玄三が云ったとおり、病室もすべて板張りに薄縁で、その上に夜具を敷くのであるが、薄縁は五日め、夜具は七日めごとに取替えて、日光と風に当てるきまりだった。また、患者たちは老若男女のべつなく、白い筒袖の木綿の着物を与えられるが、それは付紐で結ぶようになっていて、女でも帯をしめるとか、色のある物を身につけることは許されなかった。
――いくら施薬院だからって、畳の上に寝かせるぐらいのことはしてくれてもよかりそうなもんだ。
患者たちはそう云いあっていた。
――自分が持っているんだから、女にだけでも色のある物を着させてくれればいい、これではまるでお仕置人みたようじゃないの。
そんな不平も絶えなかった。
こういう不平や不満は、すべて新出去定に向けられていた。これらは去定の独断できめられたものであるし、また治療に当っても、去定のやりかたは手荒く、言葉も乱暴なため、患者たちはびりびりしていたし、反感をもつ者も少なくないようにみえた。そのうえ去定はよく外出をする。大名諸侯や富豪の家から招かれるほかに、自分の患家を持っていて、その治療にもまわるらしい。そういうときには二人の見習医員が留守を任されるのだが、番医や嘱託医のいるうちはいいけれども、かれらは通勤だから、夜などに急を要する病人があったりすると、見習医では手に負え