일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せきようかんじけんのしんそう

赤耀館事件の真相

海野 十三

海野 十三의 赤耀館事件の真相(せきようかんじけんのしんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,797자 · 60화면

아오조라 문고

独逸に居た私は、嫂からの急電により、この変事を知りましたが、即刻帰朝の決心をし、その旨を嫂に向けて返電いたしました。しかし、如何に早く帰国したいと言って、西伯利亜鉄道を利用することも、米国まわりにすることも、私の健康が許されそうもなかったので、矢張り四十日を費して欧州航路を逆にとることにしました。このことは電報の中に書いて置いたのです。

一方、兄の急死によって陰鬱さを増した赤耀館では、雇人が続々と暇を願い出ました。嫂も百合子も、盛んに慰留しましたが、彼等はどうしても止まろうとは申しません。勝見は嫂や百合子と雇人たちの間に立って苦しんでいましたが、遂に彼自身すら、暇を願い出るようなことになりました。

「勝見さんも止したいというの。皆の真似をしなくてもいいでしょう」と百合子が皮肉めいた口を利きました。

「決してそう言うわけではありません。唯私の健康状態が許しませんので……」

「あんたが居なくなっちゃうと、今度は、姉さんの健康状態がわるくなってよ」

「どういたしまして。お姉様のようにお美しい方のところへは、幾人でも忠実な男がやって参ります」

「まあ、勝見さん。お上手なのねえ――。