후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうじんひげのはかせ
超人鬚野博士
夢野 久作
夢野 久作의 超人鬚野博士(ちょうじんひげのはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,054자 · 117화면
チクリと来ると吐出すが又、喰う。そのうちに鈎が舌に引っかかるんだが、引っかかったら最後、決して啼かないから妙だ。
「ミイやミイや」
なんて抱主が探しに来てもジイッと塵箱の蔭なんかに隠れてしまうからナカナカ見付からない。頃合いを見計らって、そいつを拾ってまわると一日に五匹や六匹は間違いない。釣針に附いた糸をマントのボタンに捲付けておけば神妙に黙ったまま藻掻いている。
「まあまあ可愛相に……コンナ非道い事をして……ジッとしておいで、外して上げるから。イクラお肴を盗んだってアンマリじゃないか。死んだら化けて出ておやり。憎らしい……」
なんていうのには百の中一つも行当らない。
もう一つ猫をやめた理由は、ドウも犬と猫との間に需要、供給の不公平があるらしい。犬の余り物の方が実際上、猫よりも遥かに多いんだ。
俗に三味線太鼓といって三味線は猫の皮、太鼓は犬の皮ときまっているらしいが、猫の皮は日本国中、自惚と瘡毒気の行渡る極み、津々浦々までペコンペコンとやっているが、太鼓の方はそうは行かない。イクラ非常時だからといったってあっちへドンドンこっちへドンドンやっていたら日本中が「お月様イクツ」