후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうかきんむ
超過勤務
山本 周五郎
山本 周五郎의 超過勤務(ちょうかきんむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,619자 · 31화면
、おい」
彼はしばらく受話器を耳に当てたままで、やがて舌打ちをしてそれを置き、こっちのデスクへ戻った。
「困ったやつだ、ひとをなんだと思ってるんだ」彼はペンを取りながら云った、「友達におごられたから、お返しをしなければ悪い、ふん、親の脛をかじってる分際で、おごられたお返しもくそもあるか、あいつだんだん不良じみてくるぞ」
彼は記帳を続け、伝票をめくる、「――ロンバールか、ロンバール」そして帳簿のページをめくって、そこをひらいたが、そのままなにか考えこんだ。表情が固くなり、眉がしかみ、眼が一点をみつめたまま動かなくなった。
「いや、――」とやがて彼はゆっくり首を左右に振った、「そっとしといてやろう、誰にでもそういう時期がある、つまずいたり、転んだり、あっちへぶっつかりこっちへぶっつかりして、それでだんだん成長してゆくんだ、子を育てるにも辛抱が」
電話のベルが彼の独白をさえぎり、彼は受話器を取った。
「はあ、――」声をころして云いかけたが、突然、彼はとびあがりそうになり、わめきだそうとするようにみえたが、そこでまた突然、にこっと笑って電話機におじぎをし、グロテスクな作り声をだして云った、「――はい、こちらはバー・ボンポンクラブざあます、まりっぺはあたくしざあますのよ、どうだ」