후리가나로 읽는 일본 고전
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ろじょう
路上
芥川 竜之介의 路上(ろじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,539자 · 87화면
のみならず序を以て、そう云う名士たちの醜聞を面白そうに話してくれた。
「あの紋服と来た日にゃ、ある弁護士の細君をひっかけて、そのいきさつを書いた小説を御亭主の弁護士に献じるほど、すばらしい度胸のある人間なんだ。その隣のボヘミアン・ネクタイも、これまた詩よりも女中に手をつけるのが、本職でね。」
俊助はこんな醜い内幕に興味を持つべく、余りに所謂ニル・アドミラリな人間だった。ましてその時はそれらの芸術家の外聞も顧慮してやりたい気もちがあった。そこで彼は大井が一息ついたのを機会にして、切符と引換えに受取ったプログラムを拡げながら、話題を今夜演奏される音楽の方面へ持って行った。が、大井はこの方面には全然無感覚に出来上っていると見えて、鉢植の護謨の葉を遠慮なく爪でむしりながら、
「とにかくその清水昌一とか云う男は、藤沢なんぞの話によると、独唱家と云うよりゃむしろ立派な色魔だね。」と、また話を社会生活の暗黒面へ戻してしまった。
が、幸、その時開会を知らせるベルが鳴って、会場との境の扉がようやく両方へ開かれた。そうして待ちくたびれた聴衆が、まるで潮の引くように、ぞろぞろその扉口へ流れ始めた。