후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
谷 譲次의 踊る地平線(上)(おどるちへいせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,926자 · 332화면
それから、それから、ETC・ETC――出来るだけ多くの大それた欲望を持つことが、旅行者にあたえられた権利であり、義務なのだ。
気がついてみると私は、汽車の進行に合わしてこころ一ぱい叫んでいた。
がたん・がたん!
がたん・がたん!
歓呼のこ――えに送られて
歓呼のこ――えに送られて
何とそれが調子よくピストンのひびきに乗ったことよ! ことによると私は早くも無意識のうちに、自然現象のように自由で無頼な放浪者を気取っていたのかも知れない。
寝台へ這い上る。
同時に、さまざまな断片が私のこころへ這いあがる。
ホテルから東京駅へのタキシのなかから一瞥した最後の東京。雨が降っていた。窓を打ってななめに走る水。丸ビルを撫で上げる自動車の頭灯。
「東京――モスコウ」と朱線のはいった黄色い切符を示したとき、ちょっと儀式張って、善きほほえみとともに鋏を入れてくれた改札係の顔。若きかれのうえに祝福あれ!
とにかくこれが当分のお別れであろう日本の春の夜を、汽車はいま狂女のように驀進している。下関へ、ハルビンへ、莫斯科へ、伯林へ、やがてロンドンへ。
朝は、私たち同行二人の巡礼をすっかり国際的な漂泊人のこころもちのなかに発見するであろう。