후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるびじんぞう
踊る美人像
野村 胡堂
野村 胡堂의 踊る美人像(おどるびじんぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,460자 · 31화면
短銃は美人像の手に
智恵子は短銃を突き付けられて、驚いて飛上りました。油断を見すまして取上げようとしたのが、見事にしくじってしまったのです。
「皆んな怖がるから、斯うしようね智恵ちゃん」
糸子は立ち上って、室の一方――書斎に使って居る大卓子の後ろのカーテインを引きました。重い織物に淀んだ光が、サッと入って行くと、中から現われたのは、踊って居る美しい女――と見たのは、凡そ世にも精巧に出来た等身大の美人像です。
短銃は美人像の手に
「あ」
一座の人々は思わず感歎の声をもらしました。噂にだけは聞いて居りますが、柳糸子が魂を打込んで可愛がって居るという、これはその道でも有名な美人像だったのです。
元よりザラの飾窓などにあるような人形ではありません。一時世に鳴らした彫刻家丹波高一が、心魂を打ち込んで刻んだ出世作で、鑿の跡も匂うような木彫に、木目を生かす程度に彩色を施し、素人眼には、限りもなく美しく仕上げたものです。
三年ばかり前さる展覧会に出品されて、囂々たる賛否の中に世の視聴を集めた作品ですが、その頃から有名になりかけて居た女優の柳糸子が、作者の丹波高一にせがんで貰い受け、それが縁になって、二人は同棲するまでになった由来付きの彫刻です。