후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるびじんぞう
踊る美人像
野村 胡堂
野村 胡堂의 踊る美人像(おどるびじんぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,460자 · 31화면
玄人筋からは、題材が今様に過ぎて、卑俗ではないかと言われ、美しい淡彩も当時専門家の間には、大分論議の種になったこともあります。
それにも拘らず、素人の人気は非常で、会期中この像の前は観客の黒山を築き、絵ハガキの売高はレコードを作ったと言われて居ります。上品な夢見るような顔も美しいが、とりわけこの像の値打は、その顔の高雅な表情に似ず、妖艶極まる不思議な媚態だとされて居りました。
「これなら宜いでしょう」
糸子は「踊る美人像」の前に立って、短銃をその右手に持たせましたが、踊りの姿勢になって居る手になかなか短銃は止まって居ません。
「悪い人は遠慮なく撃っておくれよ、ね京ちゃん」
袂から手巾を出してとうとう美人像の手に短銃を結えてやりました。――京ちゃん――というのは、その頃丹波高一と柳糸子が、愛の巣を見守って居るこの「踊る美人像」につけた名前だったのです。
「少し埃っぽくなって居るワ。可哀そうに」
序に袖で埃を払って、人形の冷い頬へ、自分の温かい頬を。
「あら、石郷さん、妬かなくたって宜いワ。これは魂があるにしても女の人形よ、ホ、ホ、ホ、ホ」
もう一つ、美人像の頬に自分の頬を当てて、つと身を翻します。