후리가나로 읽는 일본 고전
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おどるびじんぞう
踊る美人像
野村 胡堂
野村 胡堂의 踊る美人像(おどるびじんぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,460자 · 31화면
「…………」
「君なんかも、この術はチョクチョク用いるだろう。ハッハッハハ、隠すな隠すな。何? まだ女房が無え、情ねえ男だな、女房が無きゃア女給でも守っ娘でも剥いで来るがいい――」
二人は何時の間にやら日比谷の電車通へ出て居りました。
「其辺で一杯やろうよ」
今度は勇の方から水を向けます。
「有難いね。君はなかなか種取りに熱心だ、キット出世するよ」
足の勇は忌々しそうに舌打をしましたが、それでもこの男を逃がすのが惜しかったので、最寄のバーへ引張り込んでしまいました。
それから三時間あまり、二人はすっかり肝胆相照して、数寄屋橋から銀座へ、手当り次第に五六軒飲み廻りました。どちらもイケる口で、話が面白いと来て居ますから、初めは苦々しいと思った足の勇も何時の間にやら、この小汚いボヘミアンと腕を組んで、銀座のペーヴメントを、鼻唄で押し廻すほど酔って居りました。
「ゲープ。ネ、新聞屋の先生、それに付けても女は悪魔だ。君なんかも気をつけなくちゃいけないぜ。――柳糸子だって、昔はあんな女じゃ無かったんだが、何時の間にやら淫蕩の生活に踏み込んで、今じゃ手の付けようの無い妖魔になっちまいやがった。