후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐんこくかようしゅう
軍国歌謡集
山川 方夫
山川 方夫의 軍国歌謡集(ぐんこくかようしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,655자 · 80화면
また聞こえてきた?」
「聞こえてきましたとも」大チャンは胸を張った。「潜水艦の歌でしたよ、やっぱり」
「へえん」と私はいい、大チャンのすっかり有頂天な、お菓子を待つ子供のような目に出あった。私はうろたえたように目を伏せ、とたんに、自分が彼の内部にどんな場所も占めていないのがわかった。私は完全に彼の皮膚の外にはじき出され、一本の電柱のような私が彼に見られていた。……彼は、ただ、彼の愛への関心だけで充満していた。いま、彼には自分への関心しかないのだ。
大チャンはそれをむき出しにしていた。彼は強者だった。そのとき、私の中に奇妙な敵意に似たものがうまれた。むざむざただの電柱扱いなんかされてたまるものか。こっちだって人間だ。なにもお前のためにだけ生きているわけじゃないんだ。よし、うんと飴をしゃぶらせておいてから谷底に蹴落してやる、と私は思った。さりげなく、私はいった。
「おどろいたよ。……こっちも、やはり潜水艦の歌だったぜ」
「そうでしょう? そうでしょう?」
待ちかまえていたみたいに、大チャンは手を拍って跳ね上った。「ああ、やっぱりほんものだ。ほんものの愛が、私とあの人とをつなげている。