후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐんこくかようしゅう
軍国歌謡集
山川 方夫
山川 方夫의 軍国歌謡集(ぐんこくかようしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,655자 · 80화면
いつものように、大チャンは撮影所に出掛けていた。午後、私が起き、煙草を買いに出て帰ってくると、いつも暗がりで縫物をしている偏頭痛の小母さんが、黙ったまま二通の封書を私の手にわたした。一通は母のであり、一通は切手が貼ってなく、署名もなかった。それが彼女からのだった。
私はそっちから封を切った。すぐ、それが例の娘からのものであるのがわかった。私は意外だった。あの日、私が告げなかったのにかかわらず、娘は私の名前まで知っていたのだ。――私は、展覧会やメモをとったノートにそれをはさみ、いまだにその手紙を所持している。そろそろ焼かねばならぬ手紙だが、いまはその全文をここに写してみる。
佐々木昌二さま
あなたが佐々木昌二という名前なのを私は知っています。いままでにも、何度あてもなくこのお名前をレター・ペーパーに書き散らしたかわかりません。手紙も書きました。みんな、あなたへの憎さや口惜しさばかりを書きならべた手紙でした。私は、あなたを思ったり、意識したりするたびに、腹が立ってきてしまったのです。私が昨日、あなたの悪口をならべたのは、みんな本当です。でも、いまは簡単に書くつもりです。