일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てんき

転機

伊藤 野枝

伊藤 野枝의 転機(てんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,656자 · 67화면

아오조라 문고

政府で、どうしても必要な土地であるのを、買収に応じないものがあれば、その収用法によって、立ち退きを強制することが出来るのです。」

「へえ、そんな法律があるんですか。でも家を毀すなんて、乱暴じゃありませんか。もっとも、それが一番有効な方法じゃあるでしょうけれど、あんまりですね。」

その家屋破壊の強制執行は、更に残留民の激昂を煽った。

「そのやり方もずいぶんひどいんですよ。本当ならばまず毀す前に、みんなを収容するバラックくらいは建てておいて、それからまあ毀すなら毀して、それも他の処に建ててやるくらいの親切はなければならないんです。それをなんでも家を毀して、ここにいられないようにしさえすればいいくらいの考えで、滅茶苦茶にやったんでしょう。それじゃ、とても虫をおさえている訳にはゆきませんよ。第一他にからだのおき場所がないんですからね。」

彼等はあくまで反抗する気で、そこに再び自分達の手でやっと雨露をしのげるくらいの仮小屋を建てて、どうしても立ち退かなかった。もちろん、下げ渡されるはずの買収費をも受けなかった。県当局も、それ以上には手の出しようはなかった。彼等がどうしても、その住居に堪えられなくなって立ち退くのを待つより他はなくなった。