일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かるいざわにて

軽井沢にて

正宗 白鳥

正宗 白鳥의 軽井沢にて(かるいざわにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,560자 · 13화면

아오조라 문고

彼女は薫に随いてなら世界の果てまで行ってもいい心構えをしていた」と、翻訳者ウェレーは云っている。どうせ世の中はままならぬものだらけだが、及ばぬ恋でも空想の中では、どんなにでも楽しんでいられる。源氏の巻々は「満紙荒唐言」であり白昼夢の物語の連続なりと雖も、人間の心の中に分け入ったら、充足りない薄汚い現実の世界よりも、こういう白昼夢の美しい世界をひそかに渇望しているのではあるまいか。

たとえば、「この世のものとは思われない」美女は浮舟の姿となって現われている。さまざまな男子に思いを掛けられた彼女が、むしろそれを煩さがって、入水を企てたり、尼となって世を避けたりするのは、人間として贅沢な沙汰であるが、そういう贅沢を享楽し得られる女性が、浮世に幾人あることやら。

若き彼女は、横川の老僧に向って述懐している。「あたくし、死ぬつもりで御座いました。このお家の皆様は、深切にして下さいますけれど、それでも、あたくしは、死切れないで生返ったことが大変残念に思われます。人生に執着を持ってはいないので御座いますから、今のうちにあなたのお助けを借りて尼になりたいのです。