후리가나로 읽는 일본 고전
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このえないかくのじょうしきせい
近衛内閣の常識性
戸坂 潤
戸坂 潤의 近衛内閣の常識性(このえないかくのじょうしきせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,545자 · 13화면
総予算はその結果を含めて三十二・三億円に上るだろうと見られている。広義国防でも何でもまあいいとして、とに角国民の生活に多少安定を与えるための予算が計上されることは大いに結構だが、その交換条件というか、又はその先決問題として、狭義国防費の絶対値の愈々益々の増加、悪くすると狭義国防費の広義国防費内に於けるパーセンテージそのものさえの増大、従って総予算の巨大化又はその実施の圧力の強圧化、こうしたものが、例の評判の悪かった林内閣財政の正にその評判の悪かった所以の要点を、一層発達させるものに他ならないのは、云わなくても明らかなことだ(この予想国防費は昭和五年度の約四倍に当るのである)。もう、内閣のイデオロギーや何かを云っているどころではないのである。
それにしても、近衛内閣の近来にないこの首尾一貫した国防絶対至上主義への忠勤(之は同時に、日本の金融資本の独占強力化の結果であり又原因でもある)、その忠勤振りに基く内閣バトンの勇躍した受けつぎ、ということにも拘らず、民衆が林内閣の罪ほろぼしのようなものを近衛内閣に感じるらしいのは注目に値いする一つの要点である。