후리가나로 읽는 일본 고전
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このえないかくのじょうしきせい
近衛内閣の常識性
戸坂 潤
戸坂 潤의 近衛内閣の常識性(このえないかくのじょうしきせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,545자 · 13화면
も甚だしいと云わねばならぬ。この広義保健に「社会」保健という名をつけて見た所で変りはない。社会保健省の所管事項は、労働・小作・保険・職業紹介・其の他其の他の社会問題と、体育や健康問題とを、並立させたものなのだ。つまり一切の社会問題を国民の健康問題に解消しようということにもなるのである。之も決して私の思いすごしではない。一体保健省問題は軍部から起きたが、なぜ軍部がこの問題を提出したかと云えば、壮丁の体位が最近頓と低下したからだ。そこで壮丁の体位は国民の戦闘力を減少するという戦略上の見解から、初めて国民の健康が気になり出したのである。之はややブルータルな健康観念であると云われても仕方あるまいが、それはとに角としてこうやって夫々特異な資格を以て生活を営んでいる国民は、単なる壮丁に還元され、更に一切の社会問題・社会政策は、壮丁の肉体的な健康の問題に還元される。之は、或る骨肉に徹する驚きを催すだろう。社会保健省という所で、肉体的健康を専門に管轄するのかと思うと、そうではなくて労働問題や小作問題や就職問題までも片づけるという、この不思議な結論を導くロジックはここにあるのである。