후리가나로 읽는 일본 고전
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「まよいのすえは」
「迷いの末は」
宮本 百合子
宮本 百合子의 「迷いの末は」(「まよいのすえは」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,069자 · 18화면
と。
大体、外国人から、あなたの国はどういう国ですか、と訊かれたとき、返事に困らない者はないであろう。アメリカ人やフランス人たちが日本へ来てもこういう困難には一度ならず出逢うに違いない。だがそれは、日本人が外国へ行った場合に遭遇する困難とは比較にならないと思う。何故なら、アメリカにしろフランスにしろ、外国の文化人の理解の中に浸みこんでいるそれぞれの国の概念というものは現実の生活とあらましぴったりしたものである。フランス風というと、その一言が多くの内容を一括して或る感じを与え得る。ところが日本というところは、過去においては余り東洋の幻想の中につつみこまれていた。蝶々夫人、お菊さん、小泉八雲の描くところの日本。それらはいずれも昔の日本の或る一面、或はそれが嘗ては日本であったところのものを、語っているかもしれないが、何しろ一九二九年以後の日本というものは、国際関係の現実の中で極めて現実味の強烈な或る意味で露骨な進退をしているのであるから、小泉八雲の気分的日本の描写では、外国人として日本を掴み得たと感じられないのは自然である。まして、昨今の日本文化輸出熱は、その本質において、残念ながら多くは外国の人々の日本に関する不十分な先入感、お蝶さん的趣味に追随した程度のものであるから、日本文化と称するものの輸出熱が嵩じれ