일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

とじょうのはんにん

途上の犯人

浜尾 四郎

浜尾 四郎의 途上の犯人(とじょうのはんにん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,477자 · 38화면

아오조라 문고

列車がT駅に着すると、今まで妙な顔をしていた相川俊夫は不意にきっぱりとした快活な調子を現わし、陽気な笑顔を作って私の手を握った。

『××先生、どうでした、今までの話は! 無論あれは皆出鱈目ですよ。私には第一女房なんてまだないんです。平生先生の小説を愛読しているので、御退屈をまぎらす為にあんな話をして見たのです。一昨日は東京で偶然のり合わせ、今日も又思いがけなく乗り合わせましたね。如何です、出来ばえは。あはははは左様なら』

唖然としている私をあとに彼はさっさと車から出て行った。

読者は多分こういう結末を予想されたかも知れぬ。又私自身も、こういう結末を予想しないではなかった。ことによると一杯かつがれたのではないか、とも思って見た。だから、もし彼がすっくと立ち上ったなら、やられぬうちに先手を打って、

『やあ、ありがとう、素晴らしい出来ばえでした。おかげで退屈しないですみましたよ。御作は早速発表しましょう』

と、こう云ってやるつもりだったのである。

所が事実というものは、中々探偵小説のようには行かぬものだ。

T駅に着くと、彼は立ち上りはしたが、何かしきりに物をおそれるように私によりそうのだった。