후리가나로 읽는 일본 고전
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れんかんき
連環記
幸田 露伴
幸田 露伴의 連環記(れんかんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,281자 · 95화면
と記してあるので用いたまでである。右衛門は如何に聡明怜悧な女でも、矢張り女だから、忌々しくもあり、勘忍もしがたいから、定石どおり焼き立てたにちがい無い。匡衡よりも多分器量の上だったに疑い無い右衛門に責められては、相手が上手だったから敵わない、一応は降参して、向後然様なところへはまいりませぬと謝罪して済んだが、そこには又あやしきは男女の縁で、焼木杭は火の着くこと疾く、復匡衡はそこへ通い出した。すると右衛門は、すっかり女の身許から、匡衡がそこへ泊った時までを確実に調べ上げて置いて、丁度匡衡の其処に居た折、「我が宿のまつにしるしも無かりけり杉むらならば尋ねきなまし」という歌を使に持たせて、受取証明を取ってこいと責めたてた。待つに松をかけて、吾家へ帰るべきを忘れたのを怨んだも好いが、相手の女が稲荷様の禰宜の女というので、杉村ならば帰ったろうにと云ったのは、冷視と蔑視とを兼ねて、狐にばかされているのが其様に嬉しいかと云わぬばかりに、ぴしゃりと一本見事に見舞っている。人に歌を読みかけられて返歌をせぬのは七生暗に生れるなどという諺のある日本の人、まして匡衡だって中古三十六歌仙の中に入っている男だから、是非無くも「人をまつ山路わかれず見えしかば思ひまどふにふみすぎにけり」