후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
丘 浅次郎의 進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,568자 · 109화면
またそのため人間社会にはいかなる結果が生じたか。われらが今ここにいささか述べようと思うのは上のごとき諸問題についてである。
そもそも私有財産とは天地間に存在する物の中から、自身一己の用に供するために、その一部を区画して占領したもので、他に奪い取られぬためには、つねにこれを完全に保護しうることが必要である。いかに自身一己のために用いるつもりであっても、自身にこれを護ることのできぬもの、また相互の間に各自の所有権を尊重すべしという約束の成り立っておらぬ場合のごときは、決してこれを私有財産と名づけることはできぬ。されば動物にも私有財産を有するものと、有せざるものとあるはもちろんのことで、菜の青葉を食うている芋虫のごときは、決してその食いつつある一枚の葉を所有しているとはいわれぬ。なぜというに、他の芋虫が匍うてきて、これを食い始めても、防ぐ方法がないからである。しかしながら動物の中にはかくのごとき無財産のものばかりではない、広く全動物界を見渡せばたしかに財産を有する種属もずいぶんたくさんにある。簡単な例をあげてみるに、一時に多量の人参を猿に与えると、猿は最初の間は実際これを咀嚼してのみこんでしまうが、一通り腹が張ってからのちは、ただこれを口の中にたくわえ、両側の頬を風船玉のごとくにふくらして、詰めこみ得るだけその