일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しぜんかいのきょぎ

進化と人生(下)

丘 浅次郎

丘 浅次郎의 進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,568자 · 109화면

아오조라 문고

それゆえ、今日いずれの文明国にもかかる議論の起こらぬところはない。虚無党といい、社会党といいアナーキストといいイルレデンタといい、名称も種々で理想とするところもさまざまではあるが、現代に対する堪えがたき不満の念が凝り固まって、ついに表面に現われたものなることだけは同じである。

不満の念がつのり、罪悪がふえ、風俗が堕落するのを救済するには、いかなる手段を取るべきかとは、世を憂うる人のすこぶる苦心している問題であるが、この問題に答えるには、まずそのよって起こる原因までさかのぼらねばならぬ。われらの考えによると、この原因は二つあって、一は欲が限りなく深くて、他人の迷惑は毫も顧みぬという人間生来の性質、一は現今の社会の制度に無理な点があることである。前者のほうは人間が持って生まれる性質であって、これを根本的に削除することはもとより不可能であるゆえ、ただ単にだましたり、おどしたり、おだてたり、罰したりして制御しておくほかに道はないが、これをなすにあたって社会制度に無理な点があると大なる妨げを受ける。「地獄の沙汰も金次第」ということわざさえある世の中に、貧富の懸隔がはなはだしくなって、金のありあまる富豪と、金のためにはいかなる恥をも忍ぶ貧民とが相並んで住めば、富者が悪事をしても金の威光で罰せられず、不正なことをして