후리가나로 읽는 일본 고전
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うんめいのままに
運命のままに
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 運命のままに(うんめいのままに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,406자 · 57화면
二
そしてその書信を翌日に投函することにして机の上に置いた。
冷たい床に這入って手足を伸すと、淋しく興奮した頭が次第に柔いだ。そしてその時私は泣きたいような気持ちになりながら、英子の Corps nu を眼の前に浮べていた。
二
私と英子とは一週に一度ずつ互に手紙を書いた。私は愛を有する者の権威を説き、英子は愛に悩む者の苦悶を書いて寄した。そして二人の手紙の調子が揃っていることに私は云い知れぬ力を感じ、また二人の心の方向が同一であることを信じた。やがては凡てが力強く築かれ私達の運命が一つに綯われることを思った。
急に寒気が増して木の葉が落ちるようになると私達はもう郊外に出ることも無くなった。そして私は時々英子の家を訪ねた。
然しその頃から英子の家で私は度々橋本静子に出逢うようになった。そして英子の素振りが何となく今迄と違って来たことを感ずるようになった。
静子は英子と同窓の出であった。学校時代から二人は親しい友であったが、その頃急にまた親しくなったようであった。静子の家は矢来町にあったが、富士見町の英子の許までよく歩いてやって来るらしかった。私が英子を訪ねると、よく其処で静子と一緒になった。