후리가나로 읽는 일본 고전
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いあいしゅう
遺愛集
島 秋人
島 秋人의 遺愛集(いあいしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 50,488자 · 102화면
昭和三十六年
僕は今迄他人から同情を受けた事が少ないのでうれしい気持でいっぱいで今の所、何と云ってお礼を申し上げてよいかわからないので唯ありがとうございますと感謝するばかりです。
先生も奥様もお元気でお過しになられる事と、貧しい子供達の良き師となられて居られる日の長からん事を心より願って居ります。
近い内二十七、二十八日の日実地検証のため新潟に行く事になるかも知れませんので行く事が出来たら最後の心に惜みなく故郷の風景に親しみたいと思って居ます。不一
朝売りの静かに菊に雨降りぬ
お母あさんと呼んでみた月の鉄窓
深みゆく罪の孤独や灯蛾狂ふ
十月五日午後
東京都豊島区西巣鴨一ノ三二七七ノ一
中村覚
(註・住所は東京拘置所。中村覚は島秋人の本名)
君が植ゑた朝顔がよく咲いたよと看守部長の便りとどきぬ
ふきあがるさびしさありて許されぬクレヨン欲しき死刑囚のわれ
昭和三十六年
この年より「毎日新聞」に投稿する。
吉田好道先生
お手紙只今読みました。夕点検を了えたばかりの一段と静まり返えっている獄舎です。眼の前に先生のお顔がある様に感じました。久し振りで教務室で注意され、さとされた様な思いです。