후리가나로 읽는 일본 고전
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じゃしゅうもん
邪宗門
芥川 竜之介의 邪宗門(じゃしゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,184자 · 79화면
「如何に方々。天上皇帝の御威徳は、ただ今目のあたりに見られた如くじゃ。」
摩利信乃法師は胸の護符を外して、東西の廊へ代る代る、誇らしげにさしかざしながら、
「元よりかような霊験は不思議もない。そもそも天上皇帝とは、この天地を造らせ給うた、唯一不二の大御神じゃ。この大御神を知らねばこそ、方々はかくも信心の誠を尽して、阿弥陀如来なんぞと申す妖魔の類を事々しく、供養せらるるげに思われた。」
この暴言にたまり兼ねたのでございましょう。さっきから誦経を止めて、茫然と事の次第を眺めていた僧たちは、俄にどよめきを挙げながら、「打ち殺せ」とか「搦め取れ」とかしきりに罵り立てましたが、さて誰一人として席を離れて、摩利信乃法師を懲そうと致すものはございません。
三十一
すると摩利信乃法師は傲然と、その僧たちの方を睨めまわして、
「過てるを知って憚る事勿れとは、唐国の聖人も申された。一旦、仏菩薩の妖魔たる事を知られたら、々摩利の教に帰依あって、天上皇帝の御威徳を讃え奉るに若くはない。またもし、摩利信乃法師の申し条に疑いあって、仏菩薩が妖魔か、天上皇帝が邪神か、決定致し兼ぬるとあるならば、いかようにも法力を較べ合せて、いずれが正法か弁別申そう。