후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しゅうぶん
醜聞
山本 周五郎
山本 周五郎의 醜聞(しゅうぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,900자 · 46화면
そう云ったさくらの言葉に、彼は自分が裸にされたような恥ずかしさと、反省感に浸された。夜の寝間で妻を抱くときでも、かみしもを着けたようだし、鎧甲を着けたようでさえあったという。さくらの非難は一般的ではなくかたよっている、わがままで色情のつよい女の不満だということに間違いはない、ということは誰に聞かせても異論のないところだろう。にもかかわらず、家名や侍の面目を保つだけに生きて、人間らしい生活がなかった、という指摘には反論のしようがないし、自分を弁護するだけの信念もなかった。侍であるまえに人間の「男」であってもらいたかった、という言葉は、彼がこれまでにかつて聞いたことのないものであった。その言葉のまえには、侍の面目とか家名などというものも、虚栄のようにしか思えない感じであった。
「しかしおれにはおれの生きかたしかできなかった」と彼は呟いた、「おれには功刀の家名が大切だったし侍として他に恥じない人間になろうとつとめただけだ」
そう呟きながらも、さくらに云われたことは、抵抗しようのないちからで彼の弱点をあばき続けるように思えた。
住居へ帰り、着替えをするとき、家扶の吉川甚左衛門が、妻のふじが寝ていることを告げた。