일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きんぎょはしんでいた

金魚は死んでいた

大下 宇陀児

大下 宇陀児의 金魚は死んでいた(きんぎょはしんでいた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,514자 · 22화면

아오조라 문고

五

残念ながら、その空洞は、文字通りの空洞で何もない。が金魚屋の申立て中にあつた老人の財産についての話と、平松刑事が地金屋から得て来た聞込みとを照らし合せてみて、誰の胸にもピーンと響くものがあつた。買いこんだ金塊や古小判である。それが前にはかくされていて、今はないというだけのことである。

金魚鉢の位置から、庭の楓の葉がくれではあるが、島本医院の白壁が見えていて、もしその壁に穴があると、こつちを見おろすこともできるはずである。多分老人は、しばしば金魚鉢の下を覗きにきたことにちがいない。鉢に水があつただけでは、万一の場合人に怪しまれると気がついて、急に金魚を入れることにしたが、島本医院からは、前からして不思議に思い、老人の挙動を眺めていたものと考えられる。これでもう謎は、大体解けてしまつたのと同じになる。

「だいじようぶだ。やつつけろ!」

と井口警部は、張りきつて叫んだ。

五

医師島本守は、はじめは頑強に犯行を否認した。

が、家宅捜索をすると、時価概算一億円に相当する金塊、白金、その他の地金が居室の床下から発見されたため、ついに包みきれずして、刈谷音吉毒殺のてんまつを自供するに到つた。